謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
2005年1月6日のポケモンAGの感想。
サブタイトル §
「ラルトスを救え!急げマサト!」
あらすじ §
マサトは病気のラルトスを発見し、自分で面倒を見ると言います。
サトシ一行はラルトスの治療のため、ポケモンセンターに行こうとしますが、ロケット団がラルトスを奪いに来ます。
サトシ達が戦っている間に、マサトはラルトスを連れてポケモンセンターに向かいます。
ラルトスが気になるユキワラシは、一人でその後を追います。
途中でラルトスの熱が酷くなり、マサトは無力な自分に泣きます。そこに、ユキワラシが追いつき、彼の力でラルトスの熱を下げることができます。
ポケモンセンターに向かう彼らの前に再びロケット団が来ます。しかし、それはラルトスの仲間であるサーナイトとキルリアが追い払います。
サーナイトとキルリアは、ラルトスを返せとマサトを攻撃します。
それを、ラルトスが身を挺して守ります。
それを見てマサトを信用したサーナイトとキルリアは、マサトを行かせます。
ポケモンセンターでの治療は成功し、ラルトスは元気になります。
マサトは、サーナイトとキルリアを呼び、自分がポケモントレーナーになったら一緒に旅をしようとラルトスと約束を交わして別れます。
感想 §
凄くいい話ですね。
びっくりさせられます。
特に「しょせん、アニメなんてなぁ」というだらけた気分の時に見せられると、身が引き締まる思いがします。
特に良いのは、マサトが一人でラルトスを連れて別れるところからですね。
この瞬間から、この話はマサトというまだ幼い男の子の夢や希望についてのドラマになります。無力さに泣くマサトは、悲しくも悔しいシーンではありますが、子供が悔しがり、泣くことは、それを乗り越えて強くなる未来を示す希望でもあります。子供はめまぐるしく変わっていく存在であり、乗り越えるべき健全なハードルは、子供にとってプラスとなる良きものです。(本人にとってはぜひ避けたい苦しいことですが)
そして、ただ一人彼を助けるユキワラシの存在も忘れてはなりません。一人だけ自分の判断で追いかけてくる彼は、マサトから見て特別な存在です。背も低く仲間のように思えるユキワラシは、彼の特別な力でマサトを助けてくれます。しかし、それだけでなく彼が来てくれたという事実そのものが、マサトの心を勇気づけているのも事実でしょう。
もちろん言うまでもないことですが、この話が最も泣けるは、最後の別れです。もしも、これがサトシやハルカの話であれば、最終的にポケモンをゲットして一緒に行くことができます。しかし、マサトは、まだポケモントレーナーではないために、それができません。たとえ、ポケモンもそれを望んだとしても連れて行くことはできません。それゆえに、別れなくてはなりません。しかし、ポケモントレーナーになったら一緒に旅をしようと約束することができます。その約束は、彼にとって夢であり希望であり、そして未来でもあります。
映画「七夜の願い星・ジラーチ」も含め、マサトを主役とした良い話が時々見られるのがポケモンAGの良いところかもしれませんね。
今回の一言 §
ポケモントリビアクイズ。
今回の答えはコイル。
初めて答えが分かりました。ちょっと感動。
しかし、出題が思いっきり駄洒落というのも、ある意味直感力が試されて難度が高いですね。